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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第20章 「君の心をさらったその日から**」


「ははっ、そんな謝んないでよ」

「それより、のおばあちゃん面白いよね」

 

がきょとんとした顔でこちらを見た。

 

「そ、そうですか? なんか、いろいろぶっ飛んでて。うちのおばあちゃん……」
 
「僕は好きだよ、ああいう人」 

「……え?」

「話も面白いし、元気だし。あと、のこと、めちゃくちゃ大事にしてるのが伝わってくる」

 

が驚いたように、でもどこか嬉しそうにまばたきをした。

 

「……それにさ」

 

彼女の手に指を絡めながら、僕は続けた。

 

「の大事な家族でしょ?」

「う、うん……」

「だったらさ。僕にとっても、大事な人だよ」

 

は少し顔を赤くして、またいつものようにふにゃっと笑ってくれた。

 

「そんなふうに、言ってくれるなんて。あ、ありがとうございます」

「そりゃ言うでしょ。彼氏だもん」

 

僕はその手を、もう一度やさしく握り直した。
すると彼女は照れくさそうに視線をそらし、畳の縁を見つめる。


の手のぬくもりを感じながら、ぼんやりと部屋に視線を漂わせた。
この家、なんか落ち着くんだよな。
初めて来たって感じしないっていうか……


壁にはカレンダー。
テレビ台の上には、何枚か写真が飾ってあって。
男性とおばあちゃんの仲睦まじい写真。
きっと、のおじいちゃんだろう。
それから、とおばあちゃんの写真も数枚。
あれは、中学の入学式か。今より少し幼い顔。
セーラー服可愛いな。
あ、でも――


 
「お父さんとお母さんの写真は? ここにはないの?」

 

が少しだけ動きを止めた。
少し考えるように間を置いて、は答えた。

 

「……おじいちゃんの部屋に、仏壇があって……そこに写真が置いてあります」

「へぇ、そうなんだ。あとで、ちゃんと挨拶しないとね」

「え、あ……ありがとうございます」

 

は、それ以上続けなかった。
表情も、どこか少し曇っているように見えた。
 

(……ん?)

 
あんまり話したくない感じ?
そういえば、から両親の話を聞いたこと⋯⋯今までない気がする。
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