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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第17章 「花は蒼に濡れる**」


「……の身体、ちゃんと見たいから」

 

ゆっくりと先生の手が私の頬を撫でた。
その指先がそっと頬から髪へと滑り、耳の後ろをなぞる。
もう一方の手が再び、制服のシャツのボタンへと触れた。

 

「見せて?」

 

一応、確認のような声だった。
けれど、答えを待たない指がボタンを外していく。

 

(……あ……)

 

胸元に空気が触れるたび、肌がじんわり熱くなる。
そのたびに先生の視線がそこに落ちるのを感じて、呼吸が浅くなる。



「ん?」

 

突然、先生の声が落ちた。

 

「……、下着は?」

 

その言葉で、頭の中が真っ白になる。



「あ……あのっ……っ、これは、その……」

 

目が合うのが怖くて、思わず俯く。
でも、気づいたら口が勝手に動いていた。

 

「……せっかく、体……洗ったのに……つけるの、変かなって……」

 

そんな私を見つめたまま、先生はゆっくりと視線を下に動かす。

 

「もしかして、下も……はいてない?」

(――っ!?)

 
思わず、太ももをぎゅっと閉じてしまう。


(っ、間違えた!! 下着はつけるが正解だった!)
 

先生は目を見開いて固まっている。

 

「……それは――」

 

短い息が落ちる。
そこに浮かんだ色は驚きとも、戸惑いともつかない。

 
でも、すぐに唇の端がゆっくりと吊り上がって、いたずらな笑みが顔全体に広がっていく。
 

(あ、この顔……)

 
恥ずかしさで消え入りそうなのに、その笑みを見た瞬間、
体の奥のどこかがぞくっと震えてしまう。

 
先生が低く笑った。

 

「いや、さすがにこれは想定外……エロすぎ」

 

そう言って、先生の手がスカートの裾へと滑り込み、私の太ももの外側にそっと触れる。



「……っ」

 

その手がやさしく撫でるように上下して、肌の感覚が敏感になっていくのが自分でもわかる。

 

(だめ、触られるだけで……)

 

声にならない声が喉奥で揺れた。
そのまま指先が太ももの内側へ近づいて、びくっと震えが走る。

 

顔を上げると、先生と目が合った。
その視線の熱に目を逸らせないでいると、唇が力強く私の唇に重なった。
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