第35章 ❄️💫🦊 20
蒼side
「これは今から五年前の話、東京都に六十体以上の憑从影が現れて、殲滅部隊の隊員も何人か被害にあったの、殺された人もいるし、攻撃した後遺症で昏睡状態の人もいる」
赤「そんな、、、でも、それでも十数人にはなんないんじゃないの?」
「うん、実は、三年前にもおんなじようなことが起きてて、そのときは殲滅部隊と憑从影との、大きな抗争だった。前のときに生き残った人とかもこのときに亡くなって、新たに隊員になった人も殆どがここで死んでいった」
ア「国防戦力級と呼ばれる、国の中で一番強い方々もここで亡くなられました」
小「そんなでっけぇ抗争があったのか、、、」
「だから、今こんなに人数がいないんだよ」
伊「そっか、、、、、ありがとう」
叢「もう一個質問なんやけどさ、殲滅部隊と憑从影ってどう違うん?能力的には一緒やと思うんやけど」
「、、、大まかな違いは呪い、、かな」
星「呪い、、ですか?」
「うん、私達、殲滅支部の隊員たちは憑影って呼ばれてて、それぞれ体に決められた一体が必ずいるの、それを囮影っていうんだけど、その能力を使わせてもらい変わりに代償としてできないこととか、生活する面で不便なことがあるの」
未「たとえとかってある?」
「たとえ、だったら、、雪がさわれなかったり、無意識に寝ちゃったり、女の子としての幸せを奪われるって人もいた」
宇「そんなことまで、、、」
「でも、憑从影には呪いがないの、、それが違い」