第9章 副隊長、繋がりましょう
流れ込んでくる唾液を飲み込みながら、離れていく唇に寂しさを感じる。
「ごめん、我慢出来んくて一気に挿れてもうた…大丈夫か?……それと、あと…ゴムまだある?」
申し訳なさそうに謝ると、今度は目線を逸らしながら避妊具があるか聞いてくる。
挿れただけで達してしまったことに恥ずかしさを感じているようだ。
私からしたら嬉しいのだけど…。
鞄の中に…と呟くとゆっくり自身を引き抜いて避妊具を処理し、ほんまにごめんともう一度謝ってから寝室を出ていった。
戻ってきた彼は私の鞄ごと持ってきていて、私に差し出してくる。
何度もイかせられて身体が思うように動かないので彼に出してもらうと、箱ごとヘッドボードに置いた。
え、置いただけだよね?
「凉、もう0.01は禁止や。すぐイってまう。サイズはこれでええけど…後は僕が買うから、なんも気にせんでええ。」
「はい…。」
サイズ…少し迷っだけど、Lにしてよかった…。
慣れてきたら0.01にするわと呟いた彼はつけ終えたのか、先を膣口に宛がった。
今度は意外とスムーズに入ったが、ゆっくり挿れて一気に挿れることはなかった。
「まだ痛いな?ふぅ…ちょっとこんままでいよか。またイってまいそうやけど…。」
少しの間、私を抱きしめて唇を重ねたりする。
幸せすぎて泣きそう…ずっと好きだった人に優しく抱かれて、好きだと囁かれる。
「んぅ、あ…宗四郎?いいよ、もう大丈夫。好きなように動いて?」
「すまん、我慢出来んくて動いてもうた。そないなこと言うたら、抱き潰してまうで?」
コクっと頷くと彼は起き上がり膝を持って、奥にグリグリと円を描くように押し付けてから、ゆっくり抽挿を始めた。
彼が動く度に声が漏れて、亀頭が陰核の裏側に擦れて奥にトンっと当たる度に、達してしまいそうになる。
締めつけんでと余裕なく囁かれるが、気持ちよすぎて勝手にナカが動いてしまう。
「そんな気持ちええん?僕もやけど…っ、君、ちんこ挿れられて気持ちようなるん、初めてやろ?嬉しいわ…僕でそないに感じてくれて…。」
生理的に出た涙を流しながら微笑むと、ナカで彼が一段と大きくなるのを感じた。
ゆっくりだった抽挿が急に激しくなる。