第7章 副隊長、一目惚れしてました
なんでそんな格好をしてるのか聞かれた為、急がないとご飯が間に合わなくなるからと答えた。
「ふーん、じゃあこれも脱ご……これもいらん。」
「え……え?ちょ…。」
インナーを脱がせられブラまで取られてしまった。
すぐに胸を隠すともう何回も見てるからいいだろと笑われる。
干してあるTシャツを適当に取って着せられた。
「うふっ、ええね…これ。」
「っ!ちょっと!ご飯でしょ!」
ブラをしていない為、Tシャツを尖らさせた突起を指で弾かれて、肩がビクッと震える。
「ごめんて、そんな怒らんでー。そこにあるから触りたなるんやもん。」
そこにあるって…宗四郎がブラ取ったんじゃない。
キッチンに向かうとついてきてちょっと味見させてと言われたので、すぐ食べるよ?と言うが首を横に振られる。
「おっぱい触りたいねん。乳首、味見さしてや。」
ただの変態としか思えなくなってきた…。
というか、おじさんみたい…。
「ダメ。今日から1週間くらいえっちなことしませーん。」
「えーなんでやぁ、僕そんな我慢出来へん…。」
女の子にはいろいろあるんですと返して座るよう促す。
というか、忙しくて何ヶ月もしてなかったのに、1週間は無理なのか。
「あ、もしかして生理?そらしゃーないわ、我慢したる。僕の子産む準備してくれとるんやもなぁ?ちゅーか、身体辛くないん?」
僕の子って…昔から宗四郎の子を産む為に毎月耐えてるみたいな…なんかそう考えると、煩わしいものもいいなって思えてくる。
今日は大丈夫だよと答えてご飯を盛り付けていく。
未だに座る気配はないけど。
「ロールキャベツ?めっちゃ美味そう…ありがとう、大好きや。」
「ロールキャベツ?」
「ちゃうわ。いや、ロールキャベツももちろん好きやで?今言ったんは君のこと。」
盛り付けてる最中に甘ったるい声を出さないで欲しい。
まだ耳元じゃないからいいけど。
盛り付け終えたものをテーブルに運ぶとありがとうと言って頬に口付けてきた。
危ないと注意したが軽く謝って笑っている。
この顔で肉食なのはずるいと思います。
それに服に隠された筋肉も最高……って、なに考えてるんだ私。