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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第5章 副隊長、好きです


「まっ、て…やめ…んっ…。」


気持ちいいのと痛いのが交互にきて、わけがわからなくなる。


「ごめっ、むりやっ…止まら、へんっ……あっ!?!?」


「う"あ"ッ!!」


入った……指1本しか挿れたことないのに入るものなの?
少しでも入ったことがあると違うのだろうか?


彼はすぐに引き抜いて何度も謝ってくる。

正直私は痛みでそれどころではない。

痛過ぎて涙が止まらない。


「ごめん!!ほんまにごめん!痛いことしない言うたのに…ごめん!病院行くか?ごめん、どうしたらいい?ごめん、殴って!」


「そ、しろ、は…だい、じょぶ…?痛く、ない?それに、まだ…イって、なかったでしょ…?」


少し痛みが引いてきたので、額を床に擦り付けて謝り続ける彼に問いかける。


「え…いや、僕は大丈夫や!それより、凉が…血ぃ出とるよな…?全然慣らしてへんし…ごめん……あいつと一緒やん…ほんまにごめん…。」


一緒じゃないよと言って手を伸ばすと、すぐに寄ってきて手を握り謝りながら、恐る恐る肩を抱いてきた。

どうしたらいいのかわからないのか、おろおろしながら背中を撫でてくれる。


泣く程痛いのに、こんな宗四郎は珍しくて笑えてくる。


「好きだなぁ…。」


「え?」


今、口に出てた?
なんだ、私普通に言えるんじゃん。


「宗四郎、好き……なんか、拭くもの欲しい…垂れてきてる気がする…いや、シャワー貸してもらっていい?」


我慢出来ない程の痛みではなくなってきた。


ラグに垂れたらやばいと思って手で拭って見てみると、やはり血だった。


ソファに肘をついて膝立ちの状態のまま抱えられて、浴室に連れて行かれる。


「この体勢ならまだええ?」


頷きながら手についた血が彼につかないように首にしがみつく。


とりあえず垂れた血は洗い流したがまだ出るだろうし、どうしよう…。

持ってきた下着は宗四郎の精子がついている。


彼も気付いたようで、すぐ戻るからこのまま待っとってと私の肩に自身の上着を掛けて、タオルで股を押さえておくよう言われる。

そしてそのままソファまで連れてきて、これも一応…と毛布を掛けられた。


「ほんまにすぐ戻ってくるから!」


床に置いたままの私の下着を持って一度脱衣所に行き、そのまま家を出て行った。

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