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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第16章 副隊長、告白します


気付くと仮眠室のベッドに横になっていて、このちゃんの匂いも宗四郎の匂いもしないから、恐らく別の部屋だろう。


「凉さん!大丈夫!?」


「レノ、くん…?」


どうしてレノくんが…。

聞いてみると、宗四郎に呼ばれたらしくて、そのままここでついていろと言われたらしい。


何があったのか聞かれるが、何も答えられなくて黙ってしまう。


私、過呼吸…なったんだよね?


副隊長に変なこと言われたんだけど…と続ける彼。


「凉を幸せにして欲しいって…あと凉さんに、仕事は他の人に届けさせるから副隊長室には来なくていいって。」


突き放された?捨てられた?私の顔すら見たくない?


「やだ…。」


あんなことまでされて私はなんで、彼の傍から離れたくないんだろう。


すぐに起き上がって私を止めるレノくんを無視して、仮眠室を出て行く。

真っ暗な廊下を走って、涙が後ろに流れていく。


辿り着いた先の扉を勢いよく開け放って、見つけた愛しい人の膝に縋りついた。


「捨てないでっ!!もうあんな態度とらないから!離れたくない!!」


「……え…なんで…。」


彼のズボンを濡らしていく。

やだやだと太腿に顔を擦りつける。

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