第2章 カカシ
熱の引いた顔を向けて生徒さんたちに自己紹介すると生徒さんたちも挨拶してくれた。
なかなか若い子と接する機会がないから稀だ。
「柚希さん、カカシ先生のことどうやって射止めたんですか?先生ってそういう恋愛とかのイメージないから気になっちゃって。お話聞きたいです!」
サクラちゃんが目を輝かせながら私の手を両手で握りながら聞いてきた。
年頃の女の子だから恋愛に興味津々だ。
「あー…、えっと…。」
「はーい、サクラストップ。気になっても本人の前で聞かないの。照れるでしょーが。それにほら明日お前ら任務で朝早いだから。今日は帰るんだ。」
どう答えようか迷っているとはたけさんが話を遮ってくれた。
「……はーい。柚希さんまた聞かせてくださいね!じゃあさようなら!行くわよナルト。」
「カカシ先生柚希ねーちゃん、ばいばーい。」
すこし残念そうにサクラちゃんとナルトくんは手を振って帰って行った。
「ごめんねー。まっ、あいつらも子供だから。許してやって。」
「ぜんぜんですよ!いい子たちですね。」
「まーね。じゃあさてそろそろ帰ろうかねー。俺も明日あいつらと任務なのよ。ドアの前まで送るよ。」
はたけさんはまた私の手を引いて家の前まで連れて行ってくれた。
周りを見渡し一瞬ぎゅっと抱きしめた後頭をぽんぽんとして瞬身で消えていった。
呆然としたのち意識を取り戻し家の鍵を開けてドアを開けて閉め、しゃがみ込んだ。
「私がはたけさんと恋人同士…。うっ、嬉しい。初恋は叶わないっていうのに、叶っちゃった。」
今日のことは夢なんじゃないかと思った。ほっぺたをつねってみてもちゃんと痛くて、これが現実なんだとわかった。
私は靴を脱いで部屋の中に入り本棚のイチャイチャシリーズ撫でた。
………他の人にはただの18禁の本かもしれないけど、私にとってははたけさんと私を繋げてくれた大切な本。
私とはたけさんを繋げてくれてありがとう。
あー…そろそろイチャイチャタクティクスの在庫入荷しないかな。
またはたけさんと一緒に読書したいな。
ーーおしまいーー