第7章 にゃーと泣いたから
「私はフリンズさんみたいに力もない元素も持たないただの人間ですが」
コッコッコッ···
ふわっ
(···甘い匂い)
ぎゅ
「こうして貴方の悲しみや辛さを和らげる事なら出来ます、会えますよ。貴方は常に前だけを見てるじゃないですか」
ぽん、ぽん、
「··やはり、✿(ソリン)さんは··優しいですね」
ギュゥ··
(フリンズさんの弱さ、初めて見た)
✿✿✿
ギュゥーー···
『·····』
(離してくれない)
「·····」
しかもずっと無言
レリルさん帰宅したら、危ないな
「フリンズさん?寝ちゃいましたか?」
「····」
「フリンズ··さん(泣きそうな顔してる)」