第10章 夜明けの相模原討伐作戦
「エマ、気ぃつけるんやで」
『はい、保科副隊長も…っんぅ!///ちょっと!』
「ちゅっ)今は2人きりや、いつもみたいに呼んでや…エマ」
『ッ…宗四郎も気をつけて…ちゅっ)んっ//もうっ!』
「願掛けや、任務前にキスしたら絶対に君は帰ってきてくれるからな」
愛おしそうな瞳をし、私の髪を撫でる宗四郎…
任務前、少しでも2人きりになれば必ず彼は甘えてくる。
いつ誰が死んでもおかしくない世界に私たちはいるのだ。
縁起でもないけど、いつ最期になるかも分からない。
だからこそ宗四郎は敢えて甘えてくるのだ。
『宗四郎…大丈夫、ちゃんと帰ってくるから。宗四郎も気をつけてね』
「僕、一応副隊長やで?そないに簡単には死なへん」
『ふふ、そうだった』
任務前、緊張感が走る中でもこうして宗四郎がいれば気持ちが楽になる。
大丈夫、そう思えるのだ。
「ほな、行こか。白雪」
『はい、保科副隊長』
----------------怪獣討伐の時間だ