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キミの隣【保科宗四郎】

第1章 プロローグ


「お疲れさん、今日も1日ご苦労さんやったな」

『宗四郎もお疲れ様、ほんと1日あっという間…んっ、ちょっ』

今日も無事に1日が終わりを告げようとしていた。

互いに日勤だったこともあり、家に帰ってきたのだ。

今は二人でベッドで寛いでいる。

出来ればこのまま眠りたいところだが…

「んっ、1回だけあかん?これから当分はお互い忙しいし、基地で寝泊まりになるやろうから…。やっぱり腰辛いか?」

触れるだけのキスをされれば、早速エッチのお誘いだ。

正直、腰は限界を迎えつつある。

でも彼の言う通り、明日からは防衛隊員の選抜試験だ。

選抜試験中は補佐官の私は基地に寝泊まりになる。

それほどやることが多いということだ。

暫くは彼との時間を取ることができない、いつ死んでもおかしくない私たちはまた明日っとは気軽に約束できない。

だから今この瞬間を大切にしなくてはいけないのだ。

彼の首に腕を回し、そっとキスをする。

『1回だけって約束できる?』

「男に二言はないで?」

『ふふ、宗四郎好きだよ』

「僕も大好きや、愛してるでエマ」

再び唇が重なり合うのであった…


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