第16章 約束
「怪獣…僕の勝ちや…」
「ん…?」
10号は保科の言葉の意味を理解できなかった。
保科が笑った瞬間だった…
グサッ…ドォン!!!!
「ぐぁぁあ!!!」
ほんの一瞬のことだった。
保科を掴んでいた腕は切り落とされたかと思えば、自身の身体は撃ち抜かれたのだ…
「僕はこの基地の副隊長…あの人に繋ぐのが務めや…」
『遅くなってごめんね、宗四郎』
「エマ、待ってたで…ッ!ソレ…」
エマの手に持たれていたのは彼女の専用武器だった。
どうりで怪獣の腕の修復が遅いんや。
それはヤツも気付いたようで…
「ん?お前もやるな…面白い…」
『私も向き合う…貴方との約束の為に…』
「エマ…僕も負けられへんな!さてと…もうひとムチャすんで〜、エマいくで!」
『はい!』
保科…解放戦力63%
白雪…解放戦力95%