第11章 ガチャガチャ
「なんでなんだよおおおお!!!」
日向崩壊。
「うっさん二連続はひどい!!」
「いや、そういうこともあるんじゃない?」
半泣きの日向は悔しそうにガチャガチャを睨みつけた。
「今度こそ、私やってみようかな。」
日向は止めることなく、私がガチャガチャを回す様子を見ている。
「これは何?」
「わー!!それ、レアのうさきち探偵ver.じゃん!!」
なんで?!なんで松本はいいのばっかり!!
と嘆く日向。
「これ、あげようか?」
私の言葉に顔を輝かせるが
「い、い、いらない!自分の力で出す!!」
そう言うと、日向はまたガチャガチャを回した。
いやいや、日向。
さっき交換してって言ってきたよね?
と、思ったけど何も言わなかった。