第7章 バレンタイン
今日は2月14日バレンタイン。
部活も終わり、帰ろうかという頃
香苗がみんなに声をかけた。
「はーい!みなさん!!ハッピーバレンタイン!!」
「みんなに、クッキー作ってきましたー!」
「え、松本って、そういう女子っぽいことできるんだ・・・。」
「意外だよね、ツッキー。」
「そこ!うるさい!」
ツッキーの相変わらずの嫌味。
むかつくよね☆
「はい、これは日向の分!」
「わー!うれしい!ありがとうございます!」
何で敬語?!
なんて言いながら渡す。
「日向って女子からチョコとかもらったことあるの?」
「え?!あるよ?今日も5個もらったー!」
ぐっちの質問に当然のように答える日向。
「何?!なぜ、なぜ翔陽はもらえるんだ?!」
に、驚くノヤさん。
「え?なんでだろー・・・?毎年いろんな子がくれます!」
「多分、日向はモテてるんじゃなくて、友チョコってやつじゃない?」
縁下先輩に言われ
そうかも・・・と言う日向。
そして問い詰める縁下先輩。
「好きです!とか言われた?」
「それは言われたことない!!です!」
「人のいないところで渡されたりとか?」
「いつも教室でもらいます !」
「友チョコだね!」
断言され、ちょっとへこむ日向。