第3章 怖い話
翌日ーーー
「昨日の大地さん、怖かったな」
「とりあえず、俺ら二人で謝りに行こう」
「1年を残させたのは俺らだもんな」
田中と西谷はふたりで澤村のもとへ向かった
「大地さん、昨日はすみませんでした!」
「俺らが無理矢理、1年を、引き止めて………」
「ん?何の話だ?」
キョトン顔の大地さん
「え?昨日、部室で怪談大会をしてたら、大地さん、俺らに声掛けていったじゃないですか?」
「そうですよ!下校時間も過ぎてるのに、何やってるんだ!って」
「ん?お前ら何言ってんだ?そんなことした記憶はないけど。」
血の気の引くふたり
「ってことは」
「あれは」
「「まさか………」」
「「ぎゃああぁぁあぁぁああぁああぁぁあぁあ!!!」」