第3章 怖い話
「じゃあ、次は僕が話しますよ」
次に話し始めたのはツッキー
「僕の家ってさ、出るんだよね」
「出るって何が?!」
「それは、もちろん。幽霊。」
「私、ツッキーの家だけは行かないから!」
「おれも!おれも!」
「「うるさいっ」」
ノヤさんと田中さんに怒られた
「特に最近はひどくて、夜寝てれば、金縛りになるんですよ。
更に野太い男の声が聞こえたり、ふと視線を感じてそちらを向けば少年が立っていたり。」
「そんな日が続いたある日のこと。深夜まで勉強してた僕は、夜中の3時頃に風呂へ入ることにしました。家族は寝静まり、起きているのは僕ひとり。」
((((夜中の3時まで勉強とかありえねえ))))
↑西谷、田中、日向、影山
「湯船に浸かっていると、突然聞こえてきたんです。」
『勝って嬉しい花いちもんめ』
『負けて悔しい花いちもんめ』
「夜中の3時に子どもの声で花いちもんめ。
さすがの僕も慌てて風呂から出て、ベッドへ向かいました。
そして、電気を消し、目をつぶった瞬間、またしても金縛り。
そして電源の入っていないコンポから急に大音量で音楽が鳴り、ぴたっと音楽が止まると、子どもの笑い声がして、金縛りが解けたんです。」
「あまりのことに、なかったことにして、寝ました。以上です。」
「それ、本当に?ね、実体験?」
「そうだけど。」
恐怖の館(・□・;)
「無理ー!ツッキーの家は絶対に行かない!」
「おれも!絶対行かない!!」
「呼ばないけどね」
そうですよね、ツッキーの家に行けると思ってすみませんでした