第2章 見舞いに行こう!
影山のお母さんに促され、家の中へ入った
「いやー、もうねー、あの子、あんな性格でしょー?友だち連れてきたことなんてほとんどないもんだから。つい、私も嬉しくなっちゃったわ」
「いきなり、大勢で押しかけてすみません」
大地さんの言葉に
いいのよ〜 と笑顔で答える影山母
「あの、これ、飛雄くんにと思って、皆で買ってきたので」
ビニール袋に入った雑誌や食べ物を見て
「まあまあ、気を使ってくれてありがとうね」
と影山母は言った
「あまり、長居をしてもいけないので、そろそろ帰りますね」
「もう?そうよね、あの子のインフルエンザ、うつるといけないし」
「僕たちは全員インフルエンザ済ませたところなので大丈夫ですよ」
「だから、お見舞いに来てくれたのね。ありがとう。」
影山母に見送られ、影山家をあとにした