第5章 キスで酔わせて

そっと胸に触れ、頭に固く主張している蕾をカリッと指でひっかいた。

「ﾝｧ…」
「ん？こんなにして…ずっと欲しかった？」
「・・ﾝﾝ…」
「声、我慢しなくていいぜ？」
「…でも…ﾝ…」

小さく漏れる吐息に混じって少しずつ声色も甘さを帯びてくる。

「…ｯ」
「理世、どこがいい？」
「…わかん…なぃ」
「分かんねぇって事ねぇだろ、言ってみ？」
「ほんと…ﾊｧ…わかんなくて…」
「もしかして…初めて、か？」

恥ずかしそうにこくりと頷く理世をみて悟浄はかりっと頬を掻いた。

「…そか、悪かったな」
「…謝らないで…私の方こそ…」
「いーや、んじゃぁ、…最高に気持ちよくさせてやるよ」

そうしてかぷりと胸の突起に歯を立てる悟浄。甘噛みを繰り返し、しっかりと主張しきったそれを口に含んだ。

「…ごじょ…ﾝ…」
「好きなんだな、これ」

そう言って腰をするりと撫で上げながらも舌先で転がしている悟浄の舌にぴくりと体を震わせている理世。

「…あぁあ、こっちもこんなにして…」

そういえばいつの間にか下着に触れていた悟浄の指先はしっとりと湿り気を帯び始めた。

「ｧ…！そこ…は…ｯｯ…」
「何？気持ちぃ？」

くちゅりと指に愛液を絡めればすでに大きく膨れ始めている秘芽に触れた。ビリっと電気が走る様な感覚に襲われた理世は腰が跳ね上がる。

「…すぐに気持ちよくなっから…俺の事だけに集中して？」
「…ごじょ…ぉ…」
「大丈夫だって…他の事なんか考えんなよ？」

そう言い聞かせるようにして理世の秘部を右往左往している。ツプ…っと節の太い指が理世の中に入れば自然と力が入ってしまう。