• テキストサイズ

【第一章】世界の支配者篇 〜定められしサークリファイス〜

第9章 入社試験







花屋で花を買い、香織は墓地へ向かった。
賑やかな街から少し離れた教会が管理するこじんまりとした墓地、その周りには緑が生い茂っている。

(空気が澄んでいて、落ち着く)

何気に鼻歌を歌いながら母の墓石へと向かっていると、前から一人の男性が歩いてくる。

(珍しい、ここでお墓参りしている人を見るのは初めてかも)

そう思いながら男性とすれ違う。




◆ ◆ ◆




「ようやくお目にかかりましたね、如月香織さん」

すれ違った後、男性がボソリと呟いたのを香織には聞こえなかった。




/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp