• テキストサイズ

【第一章】世界の支配者篇 〜定められしサークリファイス〜

第23章 魔法使いの生還





広い会議室では男女が円になって座っていた。
これは月一にある各部隊の隊長が参加する報告会である。

「それでは今月の報告会を始めるっす」

円の真ん中に茶髪の男性が書類を手にしていた。
この中で一番偉いということなのが分かる。




首領代理兼秘書
島崎藤村
異能力---初恋




「ではまず私わたくしから、今月は梶井が爆発を起こして研究資料が全部丸焦げ。以上」

先に口を開いたのはパタパタと扇子で風を仰いでいる金髪の女性。
上品な仕草でマフィアのアイドル化している。



??幹部直属部隊【技術開発部隊】
上級構成員・星野風花
異能力---からくり唄


技術開発部隊は名前の通り、技術を開発する機関。
物の生成を行い、他部隊に提供する役割を担っている。
今回の爆破も問題児である梶井基次郎が起こしたもので、しょっちゅう研究室を爆破しては美鈴に怒られている。




◆ ◆ ◆





「ヒャッハハ!この檸檬爆弾で何人死ぬかな〜〜〜!!」

あちこちで爆発音が響く中、梶井がゲラゲラと笑いながら爆弾を落とす。

「梶井!あんたまた!!」

「梶井先輩!このままだと建物が崩壊してしまいます!」

激怒した美鈴と下級構成員の男性が止めるが爆発音は止まらない。
むしろ増していくばかりだ。

「いい加減にしなさい!マッドサイエンティスト!!」

「もうやだこの部隊」



/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp