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【第一章】世界の支配者篇 〜定められしサークリファイス〜

第17章 初デートは温泉旅行!







香織は呑気に湯船に浸かっている頃、探偵社では太宰が暴れていた。

「なんで香織は私を置いて呑気に他の男と逢瀬に行っているんだい!?しかも温泉旅行!」

駄々をこねる子供みたいに言う太宰を国木田が声を荒げる。

「知らん!如月もいい歳した娘だ!デートの一つや二つしていてもおかしくないだろう!」

「でも、如月さん楽しそうですわ!」

トドメを刺すようにナオミは送られてきた写真を太宰に見せる。
その写真は条野と香織の2ショットだった。

「私でも香織とデートしたことが無いのに他の男に先を越された‥‥」

太宰は隅っこにしゃがみ込んで、床を指でいじる。

「ほら言わんこっちゃない」

結果が分かっていたようで与謝野は香織に向けるように独り言を呟く。

「お土産、楽しみ」

わくわくとした感じで鏡花が言う。




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