【第一章】世界の支配者篇 〜定められしサークリファイス〜
第17章 初デートは温泉旅行!
そして、温泉旅行当日。
香織は休みを取って、条野と一緒に宿に向かう。
甘味処や観光地に行ったりとして宿に着いた頃はヘトヘトだ。
「じゃあ、また夕食の時に」
「ええ」
部屋のドアを開け、見えた先の景色に思わず声を出してしまう。
「うわぁ、綺麗!」
部屋の窓から見える景色は言葉では表せない程、綺麗な景色だった。
じっくりと景色を堪能した後、香織は女湯に向かう。
「お風呂広っ!」
温泉に行ったことが無かった香織はあまりの広さに驚く。
身体を洗い、背中の流した後に香織はゆっくりと温泉に浸かっていた。
(癒やされる〜)
(みんなには申し訳ないな)
組合とのいざこざやDEAD APPLE事件もあり相当疲れが溜まっているはずだ。
何気に扉に付いている案内表示を見てみるとどうやら露天風呂があるようだ。
(露天風呂あるんだ)
香織は露天風呂へと移動した。
「わぁ、広い」
露天風呂には人が居なかった。
折角なので露天風呂を満喫する事にした。
緑がたくさんあって、街が見えて眺めは最高だ。
柵代わりに竹を結んだ物が隙間なく周りを囲っていた。