• テキストサイズ

【第一章】世界の支配者篇 〜定められしサークリファイス〜

第15章 自殺か他殺か







その後、犯人である四人は自供して、事件は解決。
後は警察に任せて香織と敦は帰路に着く。

「遺産目当てで殺すなんて‥‥」

敦は納得いかないという顔をする。

「世の中、そんな人間もいるんだよ。一番怖いのは死んでいる人間より生きている人間かもね」

「よく分かりましたよね、犯人が四人ってことに」

「犯人については確証が無かったの、光輝さんが犯人なのは分かってたけど他にもいそうな感じがしてバースデーカードを見た時に確信した。私もまだまだだなぁ」

(難事件だったら未解決で終わってた)

「それでも凄いですよ、如月さんは」

「でも、乱歩さんや太宰君には及ばないな」

苦笑いしながら香織は歩く。

「あっ、乱歩さんに頼まれたお使い忘れるところでした!」

香織が乱歩の名前を出したお陰で敦は乱歩に頼まれたことを思い出す。

「私も行こうか?」

「大丈夫です!量もそんなに多くないし如月さんは先に帰っててください」




/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp