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凜恋心【最遊記】

第56章 菩薩との契約


『皆へ
 さっき、私の所にぼさつさんが来ました。西に向かう中で負の力が強くなるからここで終わりにしてほしいと言われました。でも、私、納得できちゃった…ごめんなさい。
三蔵は私に力は求めていないって言ってくれたけど、それでも私が居たら、しなくて良い傷が増えることも増えちゃうだろうし。でも、どうせならちゃんと話し合って、その時を一緒に決めて、大きめな街で私は働きながらその異変ってのを止めるまで待つって言うのが理想だったな。急すぎちゃうもんね…

八戒、私が暴走した時に本気で怒ってくれてありがとう。命の重さ、私の力、いろんな事教えてくれてありがとう。お買い物も一緒にたくさん出来てうれしかった!たくさん学ぶ事が多すぎて大変だったけど感謝しています。ありがとう。

悟空、私ね?悟空のたくさん食べる姿見てるのすごく楽しかった。…たのしいは違うかな、嬉しかったよ?美味しそうに食べてるの見るとなんだか嫌なことも吹っ切れちゃったり!一緒にたくさんバカみたいに笑い合った日とか…それにたまに一緒になるとたくさん話してくれたね。ありがとう。

悟浄、目を離すとすぐ女の子引っ掻けてるの、それはどうかと思います!…でもね?本当はすごく一途で、優しくて、すごくかっこいいことしってるから。でも、本当に悟浄が居てくれて救われたこともたくさんあったの。でもそれがどれかなんて教えてあげないよwありがとう。

皆、絶対死なないで?必ず生きて……じゃないと私バイト終わってそっちに戻った時、会えるものも会えないでしょ?テキがどれだけ強くても、絶対勝ってね。出会えた事、旅してこれた事、本当に幸せな時間だった。

最後に、三蔵…私の事忘れてください…三蔵が忘れても私は忘れないから。今を、明日を三蔵は生きなくちゃいけないから。でも…私意地悪だから。最後にこれだけ言わせてね?』
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