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凜恋心【最遊記】

第54章 あなたの愛で繋いで



「どこに行く」
「ごめん…ちょっと頭冷やしてくる…」

そういうと部屋を出ていく雅。パタン…と小さく鳴った扉を見つめ、三蔵ははぁっと大きなため息を吐いたのだった。

「似合うだ似合わねえだなんて関係ねえだろうが……全く……あのバカが」

そう呟くしかなかった。月を見上げようとした三蔵の目には、悲しくも細い下弦の月が光っていた…
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