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凜恋心【最遊記】

第53章 純白の花嫁 (後編)


時期にタキシードとドレスを返し、いつも通りの服装になって、協力してくれた教会の方々にお礼を言って、食事処に向かった。

「あぁあ、あんなに誓えねぇって言ってたから本当に拒否ったら俺出てこうと思ったのに」
「ぁん?」
「ちょっと、悟浄?」
「でも…本当に私最初…悟浄が相手だと思って……何も聞かされないで行ったし…何の説明も無かったから…」
「全くだ」
「説明してたらサプライズにならないでしょう?」
「サプライズにする意味あるのか?」
「ほら、クリスマスプレゼントは開けてからのお楽しみってね?」

にっこりと笑う八戒。ため息を吐きながらもまんざらではない様子の三蔵。

「でも、思った通りだ!」
「え?」
「雅、めっちゃくちゃ綺麗だった!!」
「それは猿に同意だな」
「えぇ、本当に。」
「みんな…ありがとう」
「それで?」
「え?」
「三蔵はうまく仕上がったってか?リング」
「…何の事だ」
「三蔵?もう時効なんだからいいんじゃありませんか?」
「黙れ八戒」
「何々?八戒は知ってるの?」
「まぁ、それなりには?」

そんな会話を聞きながらも雅は一人薬指に光るリングを撫でて触っていた。

「落とすなよ?雅」
「悟浄……」
「でも、よかったな」
「ありがとう…」
「何の事?」
「いっぱい、ありがとう。八戒も、悟空も…本当にありがとう」
「いえいえ、いつも頑張ってる雅にプレゼントですからね」
「夫婦ってなんだ?」

唐突に聞いてきた悟空。頭を抱えた三蔵と、あはは…と笑うしかない八戒。

「マジか…」
「なに?悟浄知ってるわけ?」
「まぁ、お猿ちゃんよりわな?」
「猿って言うな!!エロ河童!」
「うるせぇ」
「ほらほら、三蔵が打ってきますよ?」
「わ…!勘弁!!」
「でも、恐らく、三蔵と雅に関しては今までもこれからも、変わらないでしょうけどね?」
「だな」
「そうなのか…」
「三蔵…?」

そう雅が三蔵に声をかけた。

「なんだ…」
「ありがとう」
「…フン…俺は何もしちゃあいねぇよ」

そう言いながらもたばこに火を付けていた…
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