第52章 純白の花嫁(前編)
三蔵の指は雅の秘部を捉えたまま、ゆっくりと入っては、抜き出される…その繰り返しでじわりと雅の体の芯は疼き始めた。
「さ…ン……ぞぉ…」
「どうしてほしい?」
「…ゃ…そんな…」
「言ってみろ…」
「……っと…」
「ん?聞こえねぇ…」
「もっと……」
「クス…」
予想通り、と言わんばかりに三蔵はゆっくりと指を抜き、滴る程に絡み付く蜜を舐め取った…ずるっと上体を下げると両手で膝を抱えるようにし、雅の秘部に顔を埋めた…
「だめ…きた…なぃから…」
ピチャ…クチュァ…
雅の言葉は聞こえているにも関わらず、無言の却下を意味しつつも、ただ溢れ止まらない蜜を舐め取っていく三蔵。その最中に、舌先で赤く、大きく膨れ上がった蕾を弄ぶかの様に焦らしていく…その度に雅の腰は振れ、漏れる声も甘さを増していく…
「ァッ…ンァ…!アッフゥ…ン!!」
「イクなら…イケ…」
そう言いながら三蔵の舌は執拗に雅の弱い所ばかりを焦らし、舐めていく…ビクリと大きく腰が跳ね、一段と甘い声が部屋に響いた。
ゆっくりと離れると手の甲で口許を拭う三蔵。くたりと体をシーツの波に溺れさせたまま、三蔵はゆっくりとベルトを外し、ズボンを下ろす。
雅はまだ目の前がチカチカしているのだろう…息を整えるのに必死だった…手早くゴムを付けると、三蔵はまたしても雅の両ひざを持ち上げた。
「さんぞ…ハァハァ」
「射れるぞ…」
「ン……」