第5章 災難、そして心
♢ おまけ ♢
「…で?三蔵サマが喧嘩?!」
「喧嘩にもならねぇ…」
「……ククク」
「ギャハハ!雅サイコー!俺も見たかったー!」
「悟空も悟浄もそんなに笑ったら…いけませんよ」
「そういう八戒だって笑ってんじゃん!」
「…いい加減にしろ、テメェら…」
帰った後に雅が洗いざらい話した結果、三人はお腹を抱えて爆笑し出した。
「…ねぇなんでそんなにわら『雅は黙ってろ』……何で?」
「テメェが話したからこうなったんだろうが」
「だって聞かれたから…」
「チッ…」
「で?三蔵サマ☆たばこは買えたの?」
「うるせぇ」
「悟浄?野暮ですよ」
「雅を迎えに行ったんだろ?」
「え?」
「…どいつもこいつも…」
「あらぁぁー…」
「うるせぇんだよ!」
ガウンガウンッ!
昇霊銃は三蔵の声と同時に唸りを上げ、瞬間的に静かになるものの、また穏やかにも賑やかな声が、部屋に響いていた。