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凜恋心【最遊記】

第50章 少し遅れたプレゼント…


首筋に舌を這わせた三蔵。小さく吐息が漏れながらも三蔵の愛撫に身を委ねる雅。

「俺の誕生日、プレゼントなら今から十分すぎるほどもらうから…心配するな…」
「さん…ぞ…」
「散々邪魔されたからな……」

三蔵の手は胸元の膨らみに移り、揉み解すようにしてゆっくりと揉んでいく。

「ン…気持ちぃ……」
「そうか」
「……三蔵…ハァハァ…」

体を捩り、気付けば少しずつ腰も浮き出した。

「もう欲しがってるのか?」
「だって……」
「まだやらねえよ?」
「いじ…ッわる……」
「随分待ったからな……」

にっと笑いながらも三蔵の胸への愛撫は止まることはなかった。主張し始めた突起を口に含んではカリっと甘噛みし、指の腹で捏ねるように押し潰す。その度にピクンと返す雅の反応が愛おしかった…
腹部を撫で、腰に移動するその手もギリギリの所を攻め立てるだけで確信には触れなかった。

「三蔵…ぉ…お願い……」
「なんだ」
「…もぉ…触って…?」
「嫌だ」
「…ッッ…ハァハァ…意地悪…しないで…」
「意地悪も焦らしてもいるわけじゃないんだが?」
「……嘘…ばっか…ァア…」

そう、いつもならとっくに触られ、三蔵の指が雅自身の体に熱をもたらそうとする頃だ。それが今日はまだ触れてすらいない。
足をくねらせ、下から見上げるその顔は三蔵を欲していた。

「さんぞ…ぉ」
「…クス…どこが良いか…わかんねえな」
「意地悪……ッッ」
「言えよ、どこ触ってほしい?」
「…それ…ン…は…」
「それは?」
「……てる…とこ……」
「聞こえねえよ」
「察して…よぉ」
「断る…」
「…ンァ…ハァハァ……」
「言わなきゃシねえよ?」
「……濡れてる…気持ちいとこ……触って…」
「言えるじゃねえか…」
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