第41章 ピンクレモネード
そうため息を吐きながらも、次の目的地は村…と言うのが頭を過り足を進めた。
「いらっしゃいませぇ!!」
「…はぁ」
「あら、お兄さん!イッケメン!」
そういってきたのは昨日の娘とは違う女性だった。胸はたわわに膨らみ、その胸を惜しげも無く出している。花魁の姿の様な着崩した着物姿で三蔵を迎えている。
「今日は何かお探し?」
「…いや、自分で探す」
「そう?つれないなぁ…一緒に探しましょうか?」
「結構だ」
そういうと絡み付かせてくる腕をほどき、三蔵は店内を回っている。目がチカチカとしそうな程の明るい壁色にも関わらず、少し薄暗い店内。そこには様々なアイテムが入っている。
「……ハァァ…」
それらしき場所を見付けると、色々と見ていく。
「あら、それ探しに来たの?」
「…またおまえか…」
「それならこれは?」
「自分で探すと言っているだろうが…」
「んもぅ…」
そうして三蔵は少し薄目の物で、数も八枚入ったものを選んだ。
「それだけでいいの?」
「フン…いくらだ」
「それと一緒にこれは?」
そういって出されたのは、バイブだった。
「…要らん」
「あら、相当自信アリって感じ?」
「さっさとしろ。これだけで良い」