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凜恋心【最遊記】

第41章 ピンクレモネード


朝食を終えた一行。昼過ぎには出発すると言う事もあり、最終的な買い出しをすることにした。

「次の街までどれくらい?」
「恐らく二日、でしょうか…」
「そっか、じゃぁ買ってこないとな!!」
「と言っても、次は街じゃないので…」
「でも、飯の美味しい宿屋があればどこでもいいかなって思うけど…」
「ほんっっっとお前は食い気だなぁ……」

そう言われながらも買い出し組の八戒と悟空、雅は一足先に宿を出る。

「……俺も出る」
「ちょっと待てよ!!おい…!!」
「なんだ」
「俺一人かよ」
「寂しいのか?」
「誰がだよ」

そういいながらも三蔵は宿を後にしていった。しかし、その服装は包衣を脱いだアンダーの上に以前買って貰っていた上着を来ていた。

「あの格好で行くなら行く場所は一ヵ所だな…」

悟浄はそう呟いていた。
予想通り、三蔵はあるひとつの店を目指していた。そう、昨日入ることの出来なかったあの店だ。

「……ハァァ…」
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