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凜恋心【最遊記】

第39章 疑問と本音


「戻ってきたら…離さないで居てくれる?」
「…ッッ……あぁ」

そう答える三蔵からゆっくり離れ、いってきます!と伝えた。

「バカだろ…俺は………何で好きにしろなんて…」

そう呟いていた。三蔵の部屋にノックと同時に扉は開く。

「…何しに来た。」
「いんや?八戒や猿と一緒に雅出てったからさ?フラれた三蔵と一緒に話でもしようかなぁって」
「俺に話はない」
「まぁそう言うなって」

にっと笑いながらも悟浄はカチツとたばこに火をつけた。

「…なぁ三蔵?」
「なんだ」
「俺さ、思うんだけど…」
「だからなんだ」
「雅と、結婚とかしねえの?」
「なんだ急に…」
「いや?ただふと思っただけ」
「…しねえな」
「は?!」
「今のままじゃしないと言うより出来ねえだろうが」
「……いつかはする気あるのか?」
「するとしても約束なんざしねえよ」
「……三蔵?何か矛盾してね?」
「どういうことだ」
「だってお前、結婚するって約束みたいなもんだろうが。一生かけて幸せにするって…」
「だからだろうが」
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