第19章 踊り子雅、誕生
次の街には、二日の野宿の後に着いた一行。とりあえず宿を探す。
「あった…」
「飯ぃぃ…」
「宿に行くぞ…」
そうして有無を言わせることもないまま、まずは宿探しを始めた。宿は大部屋しか空いていないと言うことだったか、文句は言えない。そのまま部屋を取り、次は悟空始め、胃を満たさなくてはならない。
「どこかありますかね…」
「こっち……マジでうまそうな匂いする…」
そう言って歩いていく悟空の後をおっていく一行だった。時期に食堂は見つかった。
「とにかくなんでもいい!!」
「そう焦らないでください?」
「全くだ…」
「またこの街で材料買えたらまた作るよ…」
「そうして貰えると僕たちも楽しみができます。」
そう、前の街を出たあとにすぐにも悟空が一つ…また一つと食べ、結局作った内残り二分の一個になった所で悟浄が食べてしまったのだ。
「お前らは次には食うな」
「えぇぇ!?俺も?」
「当然だろ。食ったんだから」
「ひど!」
「そう言わないで?うまく作れるか解らなかったから少ない材料だったけど、作り方のコツ解ったから…!今度はみんなで食べれる様にたくさん作るから!」
そう言ってその場をなだめた雅。話をしていると食事も運ばれてきて、テーブルの上一杯になってきた。しかし、同時に皆の胃袋に収まっていく。