第1章 無口な彼女が啼く時✿保科宗四郎✿裏
また彼女の横に手をつき顔を見ながら指を割れ目に滑らす。
少し押し込めばちゅくっと音をたててぷくっと腫れた蕾に触れた。
血なんか、愛液なんかわからん。
「興奮しとる?それとも元々クリでかいんか?」
彼女の顔を見ながらくちゅくちゅと指を動かして撫でてみる。
「っ…ふ…。」
ほら、感じとるやん。
少し顔を歪ませて声を漏らす彼女は、そんな自分の反応に驚いたのか、困惑の色を滲ませた。
「こ…こわ…あ…。」
「え、怖い?何が怖いん?僕?」
ふるふると首を振って否定する。
なんや今日、めっちゃ喋ってくれるやん。
「へん…保科くん、触り方、変…。」
え、変ってなに?感じとるのに?ようわからん。
「普通に触っとるよ。この触り方嫌なん?」
また首を横に振った。
嫌じゃないならそのまま触ろうと思い、陰核を撫でていると腕を掴まれた。
どうしたのだろうと指の動きは止めずに顔を見る。
「あ、や…へんっ……こんなの、しらない…んっ、あ…あ、んぅ…。」
腰をビクビクと震わせて膝で僕の身体を挟む。
その反応に嬉しくなって、つい笑ってしまった。
困惑した彼女が笑った僕を見てごめんなさいと呟きながら泣き始めた。
「え、なんで泣くん?気持ちよくてイったんやろ?僕は嬉しいんや。」
「いっ、た…?っ…ふっ。」
「うん、僕の愛撫が気持ちよくてイった君を見て嬉しなったんや。今の、気持ちよかったやろ?」
僅かに頷いた彼女を見て、指を下に滑らせ沈めてみる。
ピクっと震えたが嫌がる素振りはないので、そのまま奥に押し進めた。
きつい…指1本できつきつや…。