第6章 私の旦那様✿保科宗四郎✿裏
私はどうしたら……そう思っていると宗四郎がすぐに駆け寄ってきて、ギュッと抱き竦めて伏せる。
大きな爆発音が鳴り響き爆風が吹き荒れた。
空が明るくなっていく。夜明けだ。
「美影ちゃん、怪我ない?巻き込んでほんまごめん。」
身体が離れて頬を包まれる。
大丈夫ですと呟き彼の顔をボーっと見つめていると、手を繋がれ立つ。
辺りを見渡すと基地が原型を留めていなかった。
「せっかく美影ちゃんと穏やかに暮らそ思ったんに…こりゃあ、なかなかに骨が折れんで…。」
「いつまでも宗四郎の家で帰りを待ってるので…帰ってきた時はたっくさん労ります!」
笑顔を見せると彼もありがとうと笑った。
_______________....end.