第27章 私の安眠法✿保科宗四郎✿
朝目が覚めると、うつ伏せだった私はいつの間に副隊長に擦り寄り、抱き締められていた。
「はよ…よう寝れた?」
「あ…はい…」
よかったなと背中を撫でられて、私の頭の中は?でいっぱいだった。すごくすっきりしているし、だるさや頭痛もなく、すこぶる調子がいい。
「これからも僕のこと使ってええで。夜勤とか仕事残っとる時はごめんやけど…」
副隊長を使うだなんて…そんなこと出来るわけない、と思いながらもまたこんなに眠れるなら、お願いしたいと思った。もう少しこの、湧き上がるような強い感情はしまっておこう。
______________....end.