• テキストサイズ

魅惑の恋【保科宗四郎多めごちゃ混ぜ短編集】

第24章 副隊長の愛情表現✿保科宗四郎✿裏


ベッドに倒されて、私の上に覆い被さった副隊長はまた激しい口付けを落とし、下着の中に手を入れた。状況を理解出来ずに固まってしまう。私をそういう対象として見ていないはずなのに…。

なんでこんなことをするのかわからないし、こういう状況になったこともないし、相手が保科副隊長だし…で、訳がわからなくなって怖くなる。これから私は何をされるの?痛いことをされるの?

唇を離して恐怖を感じる程の鋭い視線を赤紫から受けて、ぎゅっと目を瞑り腕で顔を隠した。怖い、怖い…副隊長が怖い。全身がぶるぶる震える。

茂みを優しく揉んでいた手が下着の中から引き抜かれ、顔を隠した腕を取るので、必死で目を瞑って顔を逸らした。

「三浦?大丈夫や、痛いことせぇへんから怖がらんで。気持ち良くするだけやから…そないに怖がっとると濡れんやろ、リラックスしてや」

そんなの出来るはずない、怖い。声色は優しいけど、目が全然優しくない、怖い。

「…や…やだ…怖い…」

好きな人だ、好きな人なのに怖い。虐めにしてはやり過ぎではないか、何をするのか…副隊長が何をしたいのかわからなくて、ただただ怖い。怖ないよと頭を撫でてくれるが、怖くて堪らなかった。今無理やりされるのではないかと考えて、身体だけではなく顎さえもガタガタと震える。

何度も名前を呼ばれているが、それどころではない、返事なんて出来ない。上に乗られるだけでも怖いのに、副隊長が今、そういうことをしようとしてる事実が怖すぎる。
/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp