第22章 マッサージは口実✿保科宗四郎✿裏
肩が終わればお尻や太腿のマッサージが始まる。最初はここまでしてくれるのかと驚いた。今日は何としても最後まで起きて、保科くんをマッサージしたい。いつも私ばかりだから申し訳ない。
お尻を優しく揉まれ太腿は下から押し上げられる。この感覚は本当にきつい。ギリギリまで指が来るから腰が動いて恥ずかしい。それでもいつもこの辺で寝てしまうのだが…今日は耐えた!
「三浦?……寝た?」
まだマッサージは終わっていないようなので、つい出来心で寝たフリをしてしまう。
手が離れたかと思えば、今まで避けていた中心に手が宛てがわれた。保科くん、私が寝てからいつもこんなことをしていたの?指でふにふにと陰部を刺激されてピクピクと腰が動いてしまい、寝たフリなのがバレないかハラハラした。
ベッドが軋み私の両端が沈む。恐らく、保科くんが手をついた。そのままお尻に硬いモノが当たり、擦り始める。保科くんの吐息を吐く音が聞こえる。
妹と思っている女にこんなことをするだろうか…いや、きっとしない。