第18章 私を愛して…✿保科宗四郎✿裏
「あ、お母さん?私、結婚する!そ!しろちゃん!プロポーズしてくれたのー!えへへっ。」
「近いうちに伺いますー!」
電話で報告すると母は喜んでくれて、しろちゃんは挨拶をしに行くと伝える。
次は僕やな、とスマホを手に取り、電話をかける。
「あ、オカン?」
お、おかん…そ、そっか……めっちゃお母様とか想像してた。
だって、保科家ってすごい家って聞いたことあるし。
挨拶しに行くのめっちゃ緊張してたけど、少し和らいだ気がする。
「オトンもおる?あんな、僕…結婚すんねん。まとまった休み取れたら、彼女連れてくわ。」
お互いの家族に報告を済ませ、結婚式が待ち遠しかった。
「しろちゃーん!大好き!ずっと一緒〜!」
「おわっ、なんやいきなり…ふふ、僕も大好き、ずっと一緒や。」
スマホの画面を暗くするのを待って抱きついた。
私は大好きな人に愛されている幸せを噛み締めた。
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