第3章 オカズにしたら告白された?✿保科宗四郎✿裏
「ふあっ!?」
「あ、すまん、間違うた。ちゅーか、その声なんや、はははっ!」
第3部隊で新人オペレーターをしている私はオペレーションルームで小此木さんと話す副隊長の傍で作業をしていた。
そしたらいきなり腰を引き寄せられて驚いてしまった。
というか、間違うたってなんだ。
小此木さんと間違えたってか?
「すみませんでした、小此木さんじゃなくて。」
「は?なに言うとるん?嫉妬しとるみたいやで。」
っ!してない!断じてしていない!
いや、してるんだけども。
ずっと好きだったのだ。
入隊する前からずっと…。
彼は覚えていないだろう、中学生の私を虐めから救ってくれたことを。
会ったのはたった一度だけ。
修学旅行で関西に行っている時だった。
あの時、今よりも引っ込み思案で大人しかった私は虐めの標的になり、荷物を全て持たされ持ちきれず汚してしまったらリンチにされてしまった。
それを助けてくれたのが彼だった。
その日の夜中、副隊長の体温を忘れられず身体が火照ってしまい、我慢出来なくなった私は誰も通らないような廊下の奥で、熱を発散させようとした。
すぐに終わらせれば大丈夫だろうと下着の中に手を伸ばす。
実は自慰行為をするのは初めてで、やり方がよくわからない。
割れ目に指を押し込み触れた突起をふにふにと押してみた。
「っ…ここ、きもちい…。」
そのままどのくらいか弄っていると声が漏れてくる。
「…んっ、ふく、たいちょお……ふっ…。」
荒く息をし好きな人を頭の中に思い浮かべて、その人に触られている感覚になる。