第16章 むっつりの彼氏出来ました✿轟焦凍✿
「おいおい轟さんよ、無理やりはいけねぇ…なっ!ずるいぞ!オイラにも触らせろ!」
私の声が大きすぎてみんなが入ってきてしまった。
鍵かけてなかった…。
「不潔ですわ、轟さん…。」
轟くんは気にせずに続け、お返しとでも言うように耳元で囁く。
「美影を俺の彼女にしたい。嫌か?」
「っ……嫌じゃない…焦凍くんの彼女なりたい…。」
焦凍くんはみんなに出ていってくれと言い、胸を揉んだまま耳を舐めてくる。
恥ずかしすぎる…こんなところをみんなに見られるなんて…なんで焦凍くんは気にしないの?
みんながいなくなり扉が閉まると、振り向かせられて頬に手を添えた焦凍くんは静かに唇を重ねた。
「美影、全部柔らけぇ…。」
「太ってるって言いたいの?」
違うと言った彼は、私を腕の中に閉じ込めた。
___________....end.