第14章 寵愛と溺愛✿保科宗四郎＋α✿裏

ゆっくりと労るように沈んでくる陰茎とは裏腹に、陰核をぐりぐりと撫でる指が何度も私を絶頂へと誘う。


「っ、めっちゃ締め付けられるとるんやけど…うっ、ぁ……待って、あかん。出るっ…！」


すぐに指を離し、自身を抜いた。

何度か深呼吸をしてまたナカに入ってきた。

今度は陰核を刺激せず、奥まで辿り着く。


「あぶな…ちゃんと挿れる前にイくとこやった…。」


宗四郎さんの熱い吐息がかかる。

熱が孕んだその鋭い視線とは似つかわしくもない優しい笑みを浮かべ、唇が重なり舌が絡んだ。


緩く行われる抽挿に鼻にかかる声を漏らしながら、その舌に応える。


唇が離れて起き上がった彼は胸を優しく揉みながら、律動が激しくなっていく。


「なぁ、っ…僕いま、めっちゃ幸せ。ぁ…何年も好きだった子が、僕のこと好きになってくれて…っ、こうやって、僕に全部委ねてくれとる…んっ…大好きやっ！」


肌がぶつかる乾いた音に湿った水音が重なり、一気に激しくなって、奥をガンガンと突いてくる。

子宮、壊れる…。


「あ、ぁ…イくっ……美影、美影っ！好きや、あっ、好きや！うっ！！…あ、はぁ…。」


「あっ、わっ…あんっ、あっ……ああっ！！」


私もと答えたいのに私のナカを攻め立てる彼のモノと、胸の突起をきゅっと摘んだ指にそれはさせてもらえなかった。