第14章 寵愛と溺愛✿保科宗四郎+α✿裏
なんとか耐えてシャワーを終えると裸のまま髪を乾かされて、寝室へと連れていかれる。
ベッドに仰向けになった彼はちゅーしてと目を瞑った。
広過ぎるベッドに膝をついて、彼の顔を挟むように手で体重を支えながら口付ける。
「そんだけ?これからセックスするんに、そないに軽いキスでええの?僕は勃たんのやけどー。」
ムッとして下半身に手を伸ばした。
茂みを撫でて陰茎に辿り着くと……半勃ち!?
勃たないとか言ってたくせに…。
「これって、勃ってないんですか?」
「あーもうっ!うっさい!ちゃんとちゅーしぃや!君からして欲しいねん!」
えぇ…そんなプンプンして怒らないで…可愛いだけなのですが…。
子供のように怒る年上の男って、こんな可愛く感じるもんだっけ。
陰茎を握りながら唇を重ねた。
舌を絡ませゆっくり手を動かす。
苦しくなって口を離そうとしたが、後頭部を押さえられていて離れられなかった。
だらだらと唾液が流れていくが、宗四郎さんはそれを全て飲み込んでいる。
それだけのことが何故か、すごく嬉しかった。
やっと離れた唇を胸に移動して、小さく主張する突起に舌を這わせる。
「攻めたい気分?」
先にベッドに身体を投げ出して受け身になったのはあなたじゃないか。
そのまま舌を這わせて腹筋を通り、すでに先走りが溢れている先端を舐めた。
ピクっと揺れた陰茎が手の中でまた大きくなった気がした。