第14章 寵愛と溺愛✿保科宗四郎+α✿裏
防衛隊第1部隊隊長 鳴海弦の世話を任されている小隊長兼、第3部隊副隊長 保科宗四郎の恋人。
というのが私の肩書き。
第1部隊の小隊長が何故、第3部隊副隊長の彼女になったか…一目惚れをされて猛アピールをされたからだ。
「美影!ボクといる時はオカッパと連絡を取るな!」
そんなことを言われても…これ、仕事の連絡なんだが…。
「ボクを風呂に入れろ!帰るぞ!」
「いや、だから…それは無理ですって…。」
お風呂に一緒に入って身体を洗えという隊長はこの人だけじゃなかろうか…。
家に行くのすら無理なのですが…私は保科宗四郎を愛している。裏切りたくない、悲しませたくもない。
「いいのか、ボクとの関係をオカッパに言うぞ。」
「っ…それを持ち出すのはずるいです。」
宗四郎さんと付き合う前までこの人とセフレだった。
それを宗四郎さんに知られてはどうなるかわからない。
捨てられたくない、嫌われたくない…今では私が彼なしじゃ生きられないのだ。
結局鳴海隊長の家まで連れて来られて浴室まで連れ込まれたので、私は服を脱がず出来るだけ隊長の下半身を見ないようにした。
「なんだ、今更恥ずかしいのか?コレを咥えたことだって、自分でナカに挿れたこともあるだろ。」
恥ずかしいんじゃない、宗四郎さん以外の人のモノを見たくないのだ。
まだ宗四郎さんのだって見たことないのに…。
濡れるから服を脱げといきなり剥ぎ取られそうになったが、なんとか堪えた。