第11章 あなたの心、私の全て✿保科宗四郎✿裏
揉むこともせずにただじっと触れるだけ…どうしよう、この体勢すごく恥ずかしい。
「もっ、もういいですよね…!」
「まだ…まだ直接触ってへん。」
ちょ、直接触るつもり!?
無理、そんなことされたら…。
逃げられないようにお腹を抱き締められ、片手が背中に回る。
嘘…いや、耐えろ…触らせるだけ、それ以上はしない。
ホックが外され手が服の中に入っていく。
擽ったい…肌を微かに滑る指の腹に全てを持っていかれそう。
「ぁ…ん……副隊長…その触り方、やです…。」
反応がない、何も喋ってくれない。
いつもあんなに喋る副隊長が黙っているのが怖い。
直接胸に触れたが温かい……し、手の平が乳首に触れて…。
そのうちヤワヤワと揉み始め、いつの間にか揉みしだかれていた。
「副隊長、もう…。」
副隊長は何の反応することはなく揉み続ける。
指が胸に沈み込む感覚に一切の嫌悪感を感じない。
やっぱり、私は副隊長が好きだ。
証拠に、口ではダメだと言うが一切抵抗していない。
こんなのおかしいと、いけないと思っているのに…。