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ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】

第2章 宣戦布告


『えっ!?』

目の前の出来事に唖然としていた。

四ノ宮さんが本獣を撃破したところで試験は終了した、、、のだが

「な、なんだ!!」

「生き返ってる!?」

辺りがざわめき出す。

それもそのはず、、、先ほど倒したはずの怪獣が生き返り出したのだ。

ってことは、、、

『ッ!四ノ宮さん!!』

私は彼女の元へ慌てて向かった。

もしかしたら本獣も生き返るかもしれないと思ったからだ。

その予想は当たってほしくなかった、、、でも現実は、、、

『はっ!』

「あ"ああー!!!!!」

残酷だ。

(すぐ逃げろ!!危険や!!)

通信機からする彼の声は相当焦っている。

逃げなきゃ、、、でも、、、

『保科副隊長、、、すみません、、、私がやらなきゃ、、、』

(ッ!!アホ!!すぐ僕が行くか、、ブチッ)

『ごめんなさい、、、でもこれ以上貴方の声を聞いたら迷っちゃうの』

通信機を外し、私は彼女の元へと走った。

「ごめんなさい、、、パパ、、ッ!バンバン)ッ!!」

『ッ!全然効かない!!四ノ宮さん私が時間稼ぎするから!!』

「何言ってんの!あの怪獣は強過ぎる!アンタだけで、、、はっ!」

『ッぁあ"あ"!!っく、、、』

腹部に激痛が走り、ボタボタと地面には自身の血が垂れる。

でもスーツのおかげで急所は外れていた。

まだ動ける、、、

「ッ!早く!今のアンタならまだ走れる!だから!」

『嫌!!貴方を1人にしない!!』

怪獣に背を向け彼女の盾になるように抱き締めた。

「バカ!、、、ッ」

『ッ!(宗ちゃん、、、ごめんなさい)』

もうダメだと思い、心の中で彼に謝った。

怪獣のエネルギーがどんどんと蓄積され、放出される寸前だった。

「よく頑張ったな!二人とも!!」

『日比野さん、、、?』

「なんで、、、あんたがここに、、、」

突然現れた日比野さん、、、そして放出されたエネルギーが消えたかと思えば、、、

「お前たち二人が足止めしてくれたおかげで全員避難できた!あとは俺に任せろ」

彼の姿が怪獣に変身していたのであった、、、


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