ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第7章 *後悔
『んっ、、、宗ちゃん、、、?』
「おはようさん、お姫様」
目覚めると私は彼の腕の中にいた。
おはようと言われ、ちゅっと触れるだけのキスをされる。
気だるい身体を起こし、今何時かと聞けば朝の5時とのこと。
慌てて服を着ようとすると手を掴まれる。
どうかしたのかと尋ねれば、、、
「なんでそない急いでるん?今日非番やろ?」
『あっ、、、そういえばそうだった!でも宗ちゃんは?』
寝ぼけて今日が休みということをすっかりと忘れていた。
僕も休みやで!と元気に答える彼。
その顔になんとなく嫌な予感がした。
『ね、もしかして私と休み被せてる?』
「バレてもうた!そうやで、まぁ全部やないけど!」
ハハッと笑う彼にゾッとする。
今日1日だけの話かと思ったが、まさか他の日まで被せられているとは、、、
勿論、一緒に過ごせる時間が多いに越したことはない。
でも、、、、
(身体が持つか不安だ、、、)
そう、昨日の行為が激しかったのか腰のあたりが重いのだ。
休みの日が被っているとなるとそういうことをするだろう、、、。
そして次の日は基本的に出勤、、、、
訓練は勿論あるし、万が一出動要請が入ってしまった時いつもの動きができなければ、、、と不安が頭をよぎったのだ。
任務に支障をきたすわけにもいかない。
あまり激しくないようにして欲しいと彼にお願いしようかと思うも、、、、
"任務に支障きたしてまうんやったら、、、防衛隊やめたほうがええわ!夫婦の営みは大事やって言われてるやん?"
絶対に宗ちゃんならそう言うだろう、、、、。
実際遠回しではあるものの、彼と結婚する意思を言ってしまったのだ。
それに子孫繁栄は子供の頃から耳にタコができるほど両親から言われている。
頭の中で葛藤する私に宗ちゃんは、、、
「そない深刻な顔してどないしたん?」
『べ、別に!!』
「そうか、、、なぁアイツのことやけど、、、」