ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第7章 *後悔
「僕は隊長と余獣の殲滅にかかる、お前はと、、、アイタッ!」
ミナのチョップを食う保科
「いや、お前は休め。、保科を連れて行ってくれ」
『了っ!行きますよ!』
そないに僕の腕引っ張らんでも〜大胆やなぁなどとしょうもないことを言う彼の言葉を無視し、彼を引っ張り医療班の元へと向かおうとした時だった、、、
『伐虎どうしたの?はっ!!』
突然伐虎が空を見上げ吠え始めたのだ。
私たちの視線も空を見上げるとそこには、、、
「さっきの叫び声は断末魔やなかったんか!?」
"エネルギー反応増大中、、、超巨大余獣爆弾です!"
余獣を撃つ隊員を宗ちゃんは止めるも、、、
バァン!!
爆発が起き、爆風に襲われる、、、。
『うっ、、、』
「大丈夫か!?」
『うん、、、』
私の肩を抱き、覆い被さる彼に大丈夫だと伝える。
「総員退避!!」
隊長の指示が出るも、、、
『っ!(今から逃げても、、、間に合わない)』
ギュッと手を握られた。
パッと隣を見ると赤紫の瞳と目が合った。
どうやら彼も同じことを考えているようだった、、、。
「人間、、、この勝負引き分けだな、、、」
宗ちゃんの手を握り返したその時だった、、、
『ッ!』