ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第6章 それぞれの想い
----数日前
『こ、これって、、、、』
「の専用武器だ」
『でも与えられるのは隊長格からでは、、、?』
亜白隊長に呼び出されたのだ。
なんと私専用の武器を与えるとのことだった。
理由を聞けば、今年は怪獣の強度、数ともに異常。
基地内ではキコルちゃんに次ぐ戦闘力ナンバー4の私を、主力の一角にするとのことだった。
然し、一つ条件があるのだ。
「このことは暫くは私とお前だけの秘密だ。」
『どうしてですか?』
なんと宗ちゃんはこのことを知らないのだ。
理由を聞けば、、、、
「君たち二人の関係は既に知っている。保科がお前を防衛隊から辞めさせたいということも。しかし第3部隊にはの力が必要だ。保科にそれを認めさせるしかないと私は考えている。そこでだ、、、、」
"大型が現れた時、君の真の力をアイツに見せてやれ"
っということがあったのだ。
私の専用武器は自身の身体を覆い被すほどの大きさの大刃(たいば)だ。
ただの大刃ではない。
斬りつけたと同時に敵の身体には無数の銃弾が埋め込まれるのだ。
これは両刀扱える私にしか出来ないこと。
ただし、、、、
『っはぁ、、はぁ、、まだ1分も経ってないのに、、、』
全開放してからの持続時間が安定しないことだ。
「仕方がない、両刀使いにはそれ相当のパワーが必要だ。毎日鍛錬を怠るな」
『ッ了!!!』
こうして私は専用武器を手に入れたのだ。
毎日1人で自主トレをし、少しずつだけど持続時間も伸ばせてきた。
それをついに彼に見せつける時が来たのだ。
『見てなさい、、、保科宗四郎』