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ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】

第3章 素直になれない


バンバン、バンバン

" 1分30秒 推定開放戦略45%"

『ふぅ、、、やっぱりキコルちゃんには敵わないな』

「ふん、当たり前じゃない。でもだいぶタイム上がったんじゃない?」

入隊してあっという間に1ヶ月が経った。

なんだかんだキコルちゃんとは良きライバルで良き友達となっていた。

毎日の訓練は大変だけど、充実していた。

着実に力をつけれている、、、それは私だけじゃなくて皆もだ。

宗ちゃんとはあの日から全く話していない。

寧ろ私が避けている。

あれだけ大口叩いてしまったのだ。
どんな顔をして接すればいいのか分からない。

まぁ彼も彼で忙しい身な訳であまり私に干渉してこないのでありがたいと思っている。

だけど、、、

"僕は今でも君のこと愛しとる"

あの日言われた言葉だ。

何度も何度も頭の中でリピートされていた。

大嫌いな筈なのに、、、、あんなこと言われたら心が揺らいでしまう。

ぼーっとしていた時だった、、、

「、ちょっとええか?」

『はい。』

久しぶりの呼び出しだ。




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